さて、令和5年(2023年)のジュニアユースサッカーの関東リーグは久々にコロナ以前に戻ってきたと言って良いでしょう。
3月初旬に開幕して、多くの試合会場は観戦可能になりました。本当に昨年までは、観戦不可やホームチームのみ観戦可能の試合も多く、個人的にも少し悲しい気持ちなることが多かった。(かなり慣れてきたのも事実だが)
さて2022年の関東リーグの結果(昇降格含め)から、2023年のリーグの展望含め、本記事ではまとめていきます。
2022年の関東リーグU15の結果
まずは昨年の関東リーグU15の結果から見ていこう。
関東リーグU15 1部
上位3チームは昨年12月に実施される高円宮杯全日本U15サッカー選手権大会(全国大会)の出場権を得られます。(それ以外の関東リーグのチームは関東大会を勝ち抜かねばならない)
そして下位3チームは2部リーグへ降格。
関東リーグU15 2部
2部はAとBのブロックに分かれて戦う(各10チーム計20チーム)
2部Aの優勝の鹿島アントラーズは1部へ自動昇格。そして下位2チームは各都県リーグへの降格。
昨年は前橋FCと栃木SCが降格となった。
2部Bは東京ヴェルディが優勝し、1部へ自動昇格。2位の湘南ベルマーレはAの川崎フロンターレと昇格決定戦を行い、その勝者が1部への昇格。
→結果は湘南ベルマーレが勝利して昇格を決めました。
※この昇格決定戦は2022年のU15世代が戦った。
そしてBの降格は水戸ホーリーホックU15と上州フットボールグラブ高崎の2チーム。
昇降格まとめ
1部→2部への降格
- 鹿島アントラーズノルテ(茨城県)
- 鹿島アントラーズつくば(茨城県)
- ワセダクラブForza’02(東京都)
2部→1部への昇格
- 鹿島アントラーズFC(茨城県)
- 東京ヴェルディ(東京都)
- 湘南ベルマーレ(神奈川県)
2部→都県リーグへの降格
- 前橋FC(群馬県)
- 栃木SC(栃木県)
- 水戸ホーリーホックU15(茨城県)
- 上州FC高崎(群馬県)
関東リーグ参入チーム
関東リーグの地域は8都県あるが、今回4チームが降格しているので、4チームが昇格する事になります。
つまり各都県リーグの1位チーム8チームがこの4つの昇格枠に入るために戦いを行います。
この参入戦は昨年12月に実施されました。
先ほどの1位昇格戦と異なり、2022年にU14世代(2023年U15)が参入戦で戦っています。
VIVAIO船橋SC | 千葉県 | 2-1 | 東京都 | FC町田ゼルビア |
FC古河 | 茨城県 | 1-2 | 埼玉県 | クマガヤSC |
パレイストラ | 群馬県 | 1-2 | 山梨県 | アメージングアカデミー |
ウィングスSC | 栃木県 | 1-1 PK(9-10) |
神奈川県 | 湘南ベルマーレイースト |
結果、昇格チームは下記の通り。
- VIVAIO船橋SC (千葉県)
- クマガヤSC(埼玉県)
- アメージングアカデミー(山梨県)
- 湘南ベルマーレイースト(神奈川県)
2023年関東リーグU15
そして2023年の関東リーグは下記の通り。
1部
チーム名 | 都県 | |
1 | FC東京U-15深川 | 東京都 |
2 | FC東京U-15むさし | 東京都 |
3 | 東京ヴェルディ | 東京都 |
4 | 横浜Fマリノス | 神奈川県 |
5 | 横浜FC | 神奈川県 |
6 | 湘南ベルマーレ | 神奈川県 |
7 | 浦和レッズ | 埼玉県 |
8 | 大宮アルディージャ | 埼玉県 |
9 | FC LAVIDA | 埼玉県 |
10 | 鹿島アントラーズFC | 茨城県 |
以上の10チーム。(順不同)
かなりの激戦になりそうですね。どこが優勝するのかは終盤戦まで読めなさそうな感じです。
実際に6節まで終了しましたが大混戦です。
2部 A
チーム名 | 都県 | |
1 | 三菱養和調布JY | 東京都 |
2 | 川崎フロンターレU-15生田 | 神奈川県 |
3 | クラブ与野 | 埼玉県 |
4 | GRANDE FC | 埼玉県 |
5 | Wings U-15 | 千葉県 |
6 | ジェフユナイテッド市原・千葉U-15 | 千葉県 |
7 | VIVAIO船橋(昇格) | 千葉県 |
8 | 鹿島アントラーズノルテ | 茨城県 |
9 | アメージングアカデミー(昇格) | 山梨県 |
10 | ヴァンフォーレ甲府U-15 | 山梨県 |
1部と比べると地域の幅が広くなっていますね。正直なところ。山梨県からノルテのある日立迄の移動は大変そうですね(逆も同様)
個人的にはフロンターレが少し力が抜けている感がありますが、こればかりはやってみないとわかりませんね。
2部B
チーム名 | 都県 | |
1 | FC多摩 | 東京都 |
2 | 三菱養和巣鴨ジュニアユース | 東京都 |
3 | 横河武蔵野FC U-15 | 東京都 |
4 | ワセダクラブForza’02 | 東京都 |
5 | 東急SレイエスFC U-15 | 神奈川県 |
6 | 湘南ベルマーレイースト(昇格) | 神奈川県 |
7 | 横浜F・マリノス追浜 | 神奈川県 |
8 | クマガヤSC(昇格) | 埼玉県 |
9 | 柏レイソルU-15 | 千葉県 |
10 | 鹿島アントラーズつくば | 茨城県 |
こちらは2部 Aと比べると遠征は少し楽そうですね(笑)
こちらも予想は難しそうですが、FC多摩が強そうな感じがします。
まとめ
関東8都県にまたぐ関東リーグですが、昨年の降格の関係及び参入戦の結果として、栃木県、群馬県のチームがゼロの状態です。
都府県 | チーム数 | |
1 | 東京都 | 8チーム |
2 | 神奈川県 | 7チーム |
3 | 埼玉県 | 6チーム |
4 | 千葉県 | 4チーム |
5 | 茨城県 | 3チーム |
6 | 山梨県 | 2チーム |
7 | 群馬県、栃木県 | 0チーム |
東京と神奈川で半分を占めています。
また茨城県3チームは全て鹿島アントラーズ系のチームですね。
この2023年は時系的に、この関東リーグを追っかけていきたいと思います。
ちなみにU13(関東リーグ)についてはこちらにまとめています。
早くも前半戦(第9節)まで終了しました。
後半戦は5月27日、28日の週よりスタートします。しかし、予想通り関東1部は混戦ですね。