日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 2023年に向けて

今回はU15世代のジュニアユースのNO.1を決める夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会を取り上げたいと思います。

U15世代の全国大会は

  1. 高円宮杯全日本U15サッカー選手権大会(クラブチーム&中学)
  2. 全国中学校サッカー大会(中学のみ)
  3. 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会(クラブチームのみ)

3つあります。

夏の北海道での開催で、かつ48チーム出場権が得られて、グループリーグからで最低3試合が戦えるこのクラブユースを本命にしているチームも多いかと思います。

今回は全国への道のりにフォーカスしながら取り上げたいと思います。

第37回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会(2022年)

まずは昨年の全国大会からデータを読み取っていきましょう。

出場枠(48チーム)

全国9地域の代表48チーム
北海道(2) 東北(3) 関東(15) 北信越(4) 東海(6)
関西(7) 中国(3) 四国(2) 九州(6)

このチーム数の割り当ての根拠はわかりませんが、関東は全体の約3分の1の15チームを占めます。

競技方式

48チームを12のグループ(4チーム毎)に分けて、グループステージを行う。各グループの上位2チームと各グループ3位の中から成績上位8チームの計32チームがノックアウトステージに進出する。

グループステージは3試合ありますので、トーナメント方式で1試合で負けて帰ることがないのが良いですね(笑)

その他、会場や昨年の日程は下記を参照ください。(外部サイト)

昨年のノックアウトステージの結果

JFAより

昨年の優勝チームは、セレッソ大阪ですね。

過去の結果

ここ10年の結果を見て見ましょう。

年度 優勝 準優勝 3位
29 2012 ガンバ大阪JY ヴィッセル神戸U-15 清水エスパルスJY アルビレックス新潟JY
30 2013 横浜F・マリノスJY FC東京U-15深川 京都サンガFC U-15 ガンバ大阪JY
31 2014 鹿島アントラーズJY 清水エスパルスJY 名古屋グランパスU-15 サンフレッチェ広島FC JY
30 2015 横浜F・マリノスJY FC東京U-15むさし ガンバ大阪JY 京都サンガFC U-15
31 2016 清水エスパルスJY JFAアカデミー福島U15 北海道コンサードレ札幌U-15 三菱養和SC巣鴨JY
32 2017 サガン鳥栖U-15 柏レイソルU-15 浦和レッドダイヤモンズJY 清水エスパルスJY
33 2018 サンフレッチェ広島FC JY セレッソ大阪U-15 北海道コンサードレ札幌U-15 横浜F・マリノスJY
34 2019 サガン鳥栖U-15 セレッソ大阪U-15 FC東京U-15むさし 横浜F・マリノスJY
35 2020 中止
36 2021 FC東京U-15むさし サガン鳥栖U-15 名古屋グランパスU-15 東京ヴェルディジュニアユース
37 2022 セレッソ大阪U-15 横浜FC サガン鳥栖U-15 ヴィッセル神戸U-15

ここ最近はサガン鳥栖FC東京むさしセレッソ大阪が安定して強そうな感じですね。

クラブユース全国大会に出るには?

それは各9地域ブロック合計48チームの枠に入る必要がありますね。

関東の場合、この15チームの枠に入らなければこの全国大会には出れません。

全国9地域の代表48チーム
北海道(2) 東北(3) 関東(15) 北信越(4) 東海(6)
関西(7) 中国(3) 四国(2) 九州(6)

 

  1. 関東リーグのチーム ⇒関東大会から出場
  2. 都県リーグのチーム ⇒各都県大会を勝ち抜き、各都県の関東大会への出場枠に入る。⇒関東大会へ

となっています。

基本的にはトーナメントなので負ければ終わり、なかなかシビアな戦いですね。(全ての都道府県の大会を調べていないの異なる場合もあるかも)

 

各都県の大会

では具体的に東京都神奈川県を例にとってみていきましょう。

基本的にはこの各都県大会は4月~5月に実施されます。

第38回 日本クラブユースサッカー選手権U-15大会 東京都予選

東京都は11チームが関東大会への出場権を得られることになっています。(昨年は10チーム)

試合構成としては、

  • 1次トーナメント・・・2022年大会に出場していないチーム(勝ち抜いた2チームが代表決定戦へ)
  • 代表決定戦・・・11ブロックに分けてトーナメントを実施、各ブロック勝者が関東大会へ。

となっています。

こちらが1次トーナメント。この各ブロックの勝者は代表決定戦へ向かいます。

そしてこちらが見にくいけど、11のブロックに分かれた代表決定戦です。この各勝者が関東大会への出場権が得られます。

ちなみに2022年度 東京都U14選手権の結果により、トーナメントにおけるシードが設定されています。第一シードのチームは2つ勝てば代表権を得られますね。

公式ホームページはこちらです。(外部リンク)

東京都の関東大会の出場チームが決まりましたね。(5月22日追記)

  1. ジェファFC
  2. S.T.FC
  3. FCオーパスワン
  4. AZ’86 東京青海
  5. FC Branco八王子
  6. FC町田ゼルビア
  7. FC GONA
  8. VERDY AJUNT
  9. FC Consorte
  10. FC PROUD
  11. 東京久留米FC

第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 神奈川県大会兼 第14回神奈川県CJYサッカー選手権大会

神奈川県は東京都とは少し異なり、ブロック分けをせずに県トーナメント方式になっています。

そこから上位12チーム(昨年は10チーム)が関東大会への出場権を得られます。

  • 東京都とは異なり、県トーナメントとして決勝まで行う。
  • ベスト8まで行くと関東大会への出場権は得られる。
  • ベスト16の敗者8チームで決定戦を行い4チームが関東大会への出場権を得られる。

トーナメントは少々見にくいですが、下記の通りとなっています。

 

トーナメントにおける各シードは昨年のU15県リーグの順位によって設定されているようです。

いずれにしても強豪チームの多い神奈川県、勝ち抜くのは大変ですね。

公式ホームページはこちらです。(外部リング)

神奈川県の関東大会の出場チームが決まりましたね。(5月22日追記)
  1. FC川崎CHAMPジュニアユース
  2. SCH FC
  3. 大豆戸FC
  4. 横須賀シーガルズFC
  5. シュートJrユースFC
  6. クラブテアトロ
  7. FC Kanaloa
  8. 足柄FC
  9. FC HORTENCIA
  10. FC厚木DREAMS
  11. エスペランサFC JY
  12. エストレーラFCインファンテル

第 38 回⽇本クラブユースサッカー選⼿権(U-15)⼤会・関東予選

各都県大会の出場権を得ると、次に関東予選ですね。ここから関東リーグのチームも参入してきます。

この大会は第 29 回関東クラブユースサッカー選⼿権(U-15)⼤会も兼ねています。(要するに代表決定戦のみでなく、トーナメント決勝まで行う)

こちらはまだ令和5年の各要項などが発表されていないので、昨年の大会を参考にまとめています。

2022年の大会

  • 実施時期:令和4年6月4日~7月10日
  • 出場チーム計80チーム 東京(10)神奈川(10)埼⽟(7)千葉(7)茨城(5)⼭梨(3)
    群⾺(4)栃⽊(4) 関東ユース(U-15)サッカーリーグ(30) 計80チーム
  • その他:
    1)1 位〜15 位までの 15 チームに第 37 回⽇本クラブユースサッカー選⼿権(U-15)⼤会の出場
    権を与える。
    2)16 位〜23 位まで第 9 回 JCY インターシティトリムカップ EAST の出場権を与える。
    3)全国⼤会、インターシティトリムカップ EAST 共、出場権を得ながら辞退することは認められない。

となっています。

ちなみに、今年は東京都は11チーム神奈川県が12チームなので、各都県の出場枠が変わっていると思われます。

いずれにしても80チームからトーナメントで15チームに絞られます。

昨年の全国大会出場チームを書いておきましょう。

1 ジェフユナイテッド千葉U-15 千葉県
2 柏レイソルU-15 千葉県
3 東京ヴェルディジュニアユース 東京都
4 横浜FCジュニアユース 神奈川県
5 ウイングスU-15 千葉県
6 川崎フロンターレU-15 神奈川県
7 横浜F・マリノスジュニアユース 神奈川県
8 FC東京U-15むさし 東京都
9 ブリオベッカ浦安U-15 千葉県
10 浦和レッズジュニアユース 埼玉県
11 FC東京U-15深川 東京都
12 クラブ与野 埼玉県
13 湘南ベルマーレU-15 神奈川県
14 鹿島アントラーズジュニアユース 茨城県
15 栃木SC U-15 栃木県

ちなみに昨年度のこの全国大会への出場チームのうち都県リーグに所属していたのは、ブリオベッカ浦安U-15のみでした。今年はどうなるか楽しみですね。

2023年関東大会

5月22日に関東大会予選の抽選会があり、公式サイトもアップされていました。

第29回関東クラブユースサッカー選手権U-15大会ざっと必要な情報をまとめると、
ざっと必要な情報をまとめると、

1,日程
令和5年6月3日(土)~令和5年7月2日(日)

2,出場チーム
東京(11)、神奈川(12)、埼玉(6)、千葉(9)、茨城(4)、山梨(2)、群馬(3)、栃木(3)
関東ユース(U-15)サッカーリーグ(30) 計80チーム

昨年と比べると東京、神奈川、千葉の出場枠が増えていますね。

ちなみに試合時間は70分(35-10-35)のようです。

トーナメントは下記のとおりです。

少し見にくいので、pdfも貼っておきます。

ここから全国への出場チームは15チームです。ベスト16決定後、ベスト8を賭けた戦いで負けた8チームで負けトーナメントとなります。最後まで負けたチームが全国大会には出場できません。
楽しみですね。

第38回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会(2023年)

令和5年度(2023年度)の大会要項が発表されましたね。(外部リンク)

期日

2023年8月15日(火) ~ 8月24日(木)

8月15日(火) グループステージ 第1日
8月16日(水) グループステージ 第2日
8月17日(木) グループステージ 第3日
8月18日(金) 休 息 日
8月19日(土) ラウンド32
8月20日(日) ラウンド16
8月21日(月) 準々決勝
8月22日(火) 休息日
8月23日(水) 準決勝
8月24日(木) 決 勝

出場チーム 

全国9地域の代表48チーム
北海道(2) 東 北(3) 関 東(15) 北信越(3) 東 海(6)関 西(7) 中 国(3) 四 国(2) 九 州(7)
昨年と比べると北信越がー1、九州が+1となっています。

まとめ

この記事を書いている段階では、各都県の予選がスタートしているものの、関東大会や全国大会の詳細情報はまだリリースされていません。

各大会の進捗と新たな情報があれば引き続きこちらにアップしていきたいと思います。