サッカーを始めるときのジュニアサッカーのチーム選び

ウチの息子はサッカーを始める時、幼稚園のお友達が入っているチームにたまたま体験練習に行ってそのまま入会を決めた。

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夫婦共にサッカーに関しては全く知識もない素人。たまたま入ったチームは地域に4種登録されているクラブチームだったが、少年団や所謂サッカースクールなどサッカーを取り巻く世界については何も知らなかった。ただコーチに雰囲気も和気あいあいとして楽しくサッカー出来そうだからと決めたチームだ。結果から言えば息子のチーム選びは悪くなかったと思う。

ただサッカーの世界はクラブチーム、親が積極的にサポートする必要のある少年団、単なるスクールやセレクション(選抜)で入団できるクラブチームからJリーグのアカデミーまで幅広い。もし近くにサッカーチームの選択肢が多いならば、最低限の知識を持っていた検討した方が良いと思う。

スクールかチーム活動か

サッカースクール

サッカースクールは文字通り、基本的にはチーム活動ではなくスクール活動として各個人の技術の向上を図るために運営している。サッカースクールは非常に多岐に渡っており、個人でやっているところから、Jリーグや大手企業の運営、プロサッカー選手がやっているスクールなど非常に種類が多い。

・クーバー・コーチング・ジャパン
・FC東京、東京ヴェルデイ、川崎フロンターレなどのJリーグ系のスクール
・東急レイエス、三菱養和会などが運営するサッカースクール
・長友フットボールアカデミー、ソルティーロサッカースクール(本田圭佑)
・バルサアカデミー ・リバプールFCサッカースクールなどの海外チーム系スクール

これらのスクールの生徒は主に4種登録しているチームに所属しながら、それとは別にスクールとして通っている場合がほとんどだ。まれにスクール内でチームを組んで民間が主催するカップ戦や大会に出ることはあるが、いわゆるJFAや各県市が主催する公式戦に出ることはない。

スクールについてはまた別途まとめたいとは思うが、通いやすさ月謝選手に合ったレベルやクラスはあるか、またはそのスクールの上級クラスに後々入りたいなど、各個人の目的に合ったスクールを選ぶと良いだろう。

ウチの息子はクーバーに比較的長くお世話になったが、個人技術の向上に大きく繋がり、今の本人サッカー技術のベースとなっている。

チーム活動

サッカーチームにも色んなチームがある。息子の属するサッカーチームは県や市のサッカー協会に4種登録しているので、県や市の主催する公式戦をベースに活動している。中には県や市に4種登録せずスクール&チーム活動をしているチームもあったりする。そういったチームはその主催する公式戦には出ず、民間やチームが主催するカップ戦や大会を主戦場としている。

また県の協会には登録しているが、市の協会には未登録というチームもあり、その場合は市の公式戦には出ない。この協会の未登録の事情については、チームや地域により事情もあるのでここでは触れないが、そのチームへの入会を検討しているならばホームページやSNSなどである程度活動状況を理解した上で検討した方が良いだろう。

高学年になったら地域トレセンに選抜されたいと思っていても、実はトレセン活動には参加していないチームもあったりするので、子供が入会を検討するならばどういった活動をしているチームかの基本知識はあった方が良いだろう。

ジュニアサッカーにはどんなタイプのチームがあるか?

4種登録されているサッカーチームはその運営母体により活動方法なども異なるので要注意だ。

・Jリーグアカデミーが運営するジュニアチーム
セレクションやスクール選抜生で選手を集めるクラブチーム
・通常のクラブチーム
・主にボランティアコーチで運営する少年団サッカーチーム

1.Jリーグアカデミーのジュニアチーム

ご存知の通り、Jリーグチームが運営するジュニアチームだ。東京、神奈川で言うと、東京ヴェルディジュニア川崎フロンターレU12横浜Fマリノス・プライマリー(新横浜・追浜)などである。U10もしくはU9になる前にセレクションを受けて合格した人たちが入れる。(一部は各J下部の選抜スクールより選ばれることもあるだろう)

Jリーグの育成組織として、良い環境のグラウンドでの練習練習後の食育、またチームにより例えば全国大会出場などの場合は交通費が一部チーム負担だったりと、一般のチームと比べると恵まれている点は多い。ただ、当然の事ながら難易度はとても高いし、U12である程度の成長がないと、ジュニアユースに昇格出来ない場合もある。

2.セレクションなどで入れるクラブチーム

セレクションを受けて合格した選手が入れるチーム、サッカースクール生より選抜された選手が入れるチームがここに該当する。

JACPA東京、横河武蔵野FCジュニア、三菱養和調布・巣鴨ジュニア、横浜バディーSC、SCH FCなどがある。チームにより活動開始学年は異なるが、これらのチームの多くは他のクラブチームや少年団チームに入ってある程度を力をつけたらセレクションを受けて合格したり、チーム活動をしながらスクールに通って選抜されて移籍するパターンが比較的多いと言える。

どのチームもセレクションを受けて入ってくる強者が揃っているので、1のJ下部チームとも変わらない力を持ったチームも多い。昨年の全日本U12サッカー選手権で横浜バディーSCが優勝したのは周知の通りだ。

3.クラブチーム

2のようにセレクションで入るクラブチームは一部あるが、大半は体験練習をして気に入ればそのまま入会できるクラブチームがほとんどだ。多くはNPO法人や株式会社で運営しているチームが多く、指導者は基本的には専属のスキルを持ったコーチが従事しており、集まった選手の月謝が収入基盤となっている。

クラブチームの多くは、

・専属のコーチより指導を受ける。
・サッカーの練習や運営における親のサポートはあまりない。(多少あるチームも結構あるが少年団と比べると少ない)
・月謝はチームによるが6,000円〜15,000円程度、それ以外にユニフォーム・練習着などの購入が必要。
・クラブチームの多くは、平日夕方に週2〜3回程度の練習があり、土日は練習試合が組まれる事が多い。

ウチの息子はクラブチーム所属である。親のサポートはあまり必要なく、コロナ渦前は遠征の際はコーチが帯同してくれるし、チーム内での煩わしい付き合いもないので楽ではある。(飲み会はあったりするが全く強制ではない。)

4.少年団チーム

さて日本国内ではまだまだ主流は少年団チームではないだろうか?多くの少年団は小学校をベースに地域に根付いた活動をしており、チーム運営は主にボランティアのコーチ、パパコーチが担当し、選手の父兄のサポートで成り立っているチームが多い。私の息子が通っている小学校にも少年団チームはあるが、お父さんお母さんはお揃いのTシャツを来てチーム活動を支えているが、結構好きで楽しんでやっているお父さんも多そうな感じだ。

・コーチはボランティアで選手の父兄も多い。
・グラウンドの設営や練習試合や大会時の親のサポートの負担は大きい。(チームにもよって異なる)
・月謝は数千円と比較的安い。ユニフォームや練習着の購入は多くのチームでは必要。
・練習は基本土日に小学校で行うチームが多い。(平日1日程度練習しているチームのある)

父兄がコーチをやることによって、選手起用に関する問題が良く他のブログでも散見するが、チームによっては確かに親が関係する以上は起こりうる問題かもしれない

私の知り合いのお父さんもコーチの勉強をしたり、4級審判資格を取得して試合時の審判をやったりとなかなか大変だが、楽しそうにやっている。ちなみにクラブチームでも父兄が審判資格を取ってのサポートは多くのチームで喜ばれるはずだ。(私はやっていないが)

まとめ

選手が上手くなれば、J下部や選抜クラスのチームが視野に入ってくるが、多くの人は3のクラブチーム4の少年団のチームかで検討する人が大半だろう。ざっくりと運営方法・経営母体で種別しているが、それぞれのチームには運営してきた文化や地域的な習慣もあったりして、父兄のサポートが必要なクラブチームもあるかもしれないし、ボランティアとは言え優秀なコーチが従事している少年団もあるだろう。怒鳴ったり非科学的な指導者は少年団にもいるしクラブチームにも存在するだろう。

なのでウチは絶対的にクラブチームが良い、という判断よりも総合的に情報を集めて判断した方が良いように思う。

チーム選びの基準設定

基本的にはこのチームに入りたい、という子供の気持ちが一番大切だと思う。子供の気持ちを無視して、親の入りたいチームに入らせるという判断は出来れば避けたいものである。ただし子供の入りたいと思っているチームにネガティブな情報があれば、やはり親としてはきっちり正しい情報を伝えて話し合う必要もあるだろう。

私の主観的なチーム選びの判断基準

もし今、もう一人小さい息子がサッカーをやるならば親としてどんなチームが良いか考えてみた。(これは私の主観だ)

  • まず子供がそのチームに入りたい気持ちを持っている事。
  • 自転車で20分以内で一人で通える距離(低学年時代は送迎する)
  • 出来れば理論的に指導できる専属のコーチに指導してもらいたい。
  • 子供たちがコーチにフランクに話し合える関係性のあるチーム。
  • 喫煙しない指導者が良い。(私も昔は喫煙者だったので喫煙を否定しているわけでなく、子供指導においては勘弁して欲しい)
  • チーム全体(A,B含めて)として試合出場機会のあるチーム。
  • 多く練習試合やカップ戦などの試合を組んでくれるチーム。
  • ブログやSNSで発信していて、ある程度雰囲気のわかるチーム。
  • 怒鳴る指導者のいるチームは嫌だ(ゲキを飛ばすのは良いが、選手に否定的な怒声を浴びせるのがNG)
  • 父兄としてサポートするのは問題ないが、当番で対応するのは個人的にしんどい。

軽く10個あげてみた。私のこの羅列した内容をみる限りはやはりクラブチームが良いようだ。親として運営に関わりたい、コーチとして関わりたいのならば間違いなく少年団だろう。親としても判断に悩む場合、ある程度希望条件をまとめて整理してみると自分の考え方がわかるかもしれない。

金銭的には少年団の方が毎月の費用は確かに安いが、実際に平日はスクールに2つほど通っている子供も以外と多いので、そうなると費用はあまり変わらない。親が子供のサッカーに熱心になると必然的にコストはかかるようだ。

強豪チームに入るという選択

どこの都市でも毎年安定して強い強豪チームの存在がある。そういったチームで活躍して欲しいという親もいるだろう。私的にこれについては良い面、少しだがネガティブに思う面と2つある。

まず強豪チームの選手たちのスタメン選手はみんな上手でサッカーに関する意識の高い子も多い。だから切磋琢磨して本人も頑張り、レベルアップする選手も多くいるだろう。そういった選手も多くみてきた。一方で、強豪チームはあまり負けない、所属する本人の活躍の有無とは別に普通に勝つ可能性が常に高い。俺が決めなきゃと思わずとも他の選手が決めてくれる可能性も結構高いのだ。

つまりは強豪チームに入って成長をより促進する側面と、成長を止める側面が両方あるように思う。なので親主導で強豪チームに入れるより、本人がより上を目指したいという明確な気持ちがあってから検討しても良いと思う。

判断基準の見極めは?

判断基準を立てていたも、必ずしもそうでない場合も怒りうるかもしれない。

  • 父兄のサポートのほとんどないつもりで入ったが、色んなお手伝いを求められた。
  • 優しそうなコーチだったが、いざ試合でプレイするとすごく怒鳴る。

そんな事は当然起こりうるが、極力避けたいものだ。

  1. 体験練習の参加→多くのチームは決まった期間は無料で体験練習に参加できると思う。ここで雰囲気を把握しよう。
  2. 練習試合を覗いてみる。→出来れば高学年の練習試合を見てみると良いかもしれない。指導の本質が見えるかもしれない。
  3. チームのブログ・SNSのチェック→ある程度しっかりと更新のあるチームが良いと思う。(特にクラブチームは)そこに書かれる文章で、チームの雰囲気は結構わかると思う。

この3つである程度の雰囲気が見極められるチームがベターだろう。③のブログやSNS(主にfacebook)でのチーム活動の発信が頻繁にあると、実際に自分の子供が入った時に見ていて励みになるものである。全くないチームは少し寂しいので、ここも親的には少し気になるポイントだ。

まとめ

まとまりなく思いつくままに書いたが、入るサッカーチームのタイプにより活動日も異なれば、費用も大きく変わるし、親の関わり方も様々だ。またゆるくサッカーを始めさせたつもりが、チームがスパルタな方針だったら目も当てられない。

私も息子がU12に至るまでに多くの試合で色んなチームを見てきた。指導者のやり方で選手のプレイも大きく変わってくる。たがたが少年サッカーの試合で『今の試合はお前のせいで負けたんだよ』という怒鳴り声が聞こえてくると事もあったし、一方で本当に楽しく生き生きとプレイしているチームもあるし、選ぶチームにより選手の成長の仕方・サッカーの考え方が変わってくる。

先ほども書いたがサッカーのチーム選びはあくまでも子供の意見を尊重しながらも、後から子供も親も後悔しないように最低限の情報収集はしておきたいものである。

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