関東トレセンリーグU16(2023年)~国体を目指して

  • 2023年4月25日
  • 2023年5月29日
  • ユース

今回取り上げるのがU16世代関東トレセンリーグです。

このトレセンリーグU16の最終目標は国体です。U15を終えてユース及び高校サッカー年代に入ると各都道府県で選ばれるのがこの県トレセンメンバー

U16世代は公式戦は基本高校1年生で(早生まれもあるが)、公式戦は各ユース及び高校のトップチームに入らない限り、なかなか注目されないのも事実です。

当然、このトレセンリーグのメンバーに入るのは至難の業ではありますが、その仕組みや流れについてまとめたいと思います。

トレセンリーグU16

各都道府県のU16メンバーは各地域のトレセンリーグを戦っていきます。

例えば東京都のU16メンバーは関東トレセンリーグを主戦場とします。

各地域のトレセンリーグは、北海道、東北、関東、甲信越、東海、関西、中国、四国、九州の計9地域に分かれており、ジュニアユースやユースの地域リーグ戦と同じグループ分けになっています。

 

そして、関東の場合だと、茨城・栃木・群馬・山梨・千葉・埼玉・東京・神奈川の計8都県でリーグ戦を戦うわけです。

 

このトレセンリーグ(関東)の主旨として、

日本サッカー協会の強化・発展のため、各都県の優秀な選手たちが都県を代表して戦うことで刺激しあい、関東地区から将来の日本代表選手を輩出することと、次世代サッカー界をけん引する指導者・審判の排出を目的とする。

※関東トレセンリーグのパンフレットより引用

という事で、この次は日本代表候補が視野に入るわけです。

各所属チームから一歩前へ進んで、ここでの成長機会を得て次につながるリーグ戦となっています。

 

関東トレセンリーグU16の流れ

具体的にトレセンリーグの中身を見ていきましょう。

参加資格

  1. 関東 1 都 7 県の代表チームであること。
  2. (公財)日本サッカー協会に加盟チームもしくは準加盟チームの選手であり、FIFA年齢の U-16 年代の選手であること
    ※ただし、『順位決定戦』 までは国民体育大会参加資格者に限る
  3. 高校 2 年生年代の早生まれ選手における 2022 年開催日の出場について、年度当初に参加可能な選手ついては、2023 年に誕生日を迎えても、参加を認める(※ただし、中学2年生以下の選手の参加は認めない)
  4. 【2021 年度より追記事項】
    関東トレセンリーグ U-16 における選手登録及び出場資格については、国民体育大会の出場資格に準ずる
  5. 【2022 年度より追記事項】
    第1節、第2節、第3節、順位決定戦において、いずれかの都県チームで登録した選手は、別都県チームで登録することはできない 。

ということで、早生まれの高2は参加できるし、U15(中学3年生)でも参加はできるようです。と言っても、基本的にはメンバーはU16以上で構成されています。

参加チーム

  1. 茨城県トレセンU-16
  2. JFAトレセン栃木U-16
  3. JFAトレセン群馬U-16
  4. JFAトレセン埼玉U-16
  5. 千葉県トレセンU-16
  6. 東京都トレセンU-16
  7. JFAトレセン神奈川U-16
  8. JFAトレセン山梨U-16

以上の8チームが例年参加しています。(要するに関東8都県)

期日(令和5年の場合)

今年は下記の通りのリーグ戦が予定されています。(順位決定戦含み4試合)

第1節 4月23日(日曜日) JFA夢フィールドC・Dピッチ
第2節 5月28日(日曜日) 卜伝の郷運動公園 多目的球技場
第3節 7月9日(日曜日)   リアンビレッジ矢板とちぎフットボールセンター
順位決定戦 9月24日(日曜日) 埼玉SFAフットボールセンター
そして国体関連として、
関東ブロック予選(埼玉県) 2023年8月14日(月)・15日(火)
燃ゆる感動かごしま国体(鹿児島県) 2023年10月12日(木)~16日(月)
がスケジュールとして組まれています。本年度の国体は鹿児島で行われるのですね。
ちなみにリーグ戦は8チームを2ブロックに分けて、3節までの総当たり、そして順位決定戦の流れになっています。
また、国体は昨年(2022年)は関東より3チームが出場権を得ています。

関東トレセンリーグ2022年の結果

では、まずは昨年のトレセンリーグ(関東)結果を見てみましょう。
関東サッカー協会より引用
そして順位決定戦は、各ブロックの1位・2位・3位でそれぞれ戦います。
結果、順位は
1位 東京都 2位 千葉県
3位 埼玉県 4位 神奈川県
5位 山梨県 6位 茨城県
7位 群馬県 8位 栃木県

やはり上位層は人口(競技人口多くて強豪チームの多い)の多い都県が占めています。

各都県でトレセンに選出されている人数は20名~40名程度です。但し各リーグ戦の登録メンバーは18名なので、都度招集メンバーを入れ替えながら戦っていきます。

 

国体へ向けて

先ほども書いた通り、8月に国体の関東予選、そこで勝ち抜いた10月に国体(国民体育大会少年男子)が行われます。

 

昨年を例に上げると、少年男子は、

全国で24チーム出場、そのうち関東は3チームが出場権を得ています。(但し昨年は栃木県で国体が行われているので、別枠で栃木県も出場しています)

そして登録人数は16名となっているので、なかなか狭き門と言えるでしょう。

 

おそらくはトレセンリーグを見ながら、選出メンバーを選んでいくことになるのでしょう。

昨年の結果を見ていきます。まずは予選を勝ち抜いた3チーム。

※昨年の関東予選(外部サイト)は駒沢公園で行われています。

千葉県
東京都
神奈川県

 

そして全国大会は、神奈川県が優勝しています。大会の詳細はJFAのホームページを参照してください。(外部サイト)

今年も楽しみですね。

ちなみに昨年の少年男子の全国優勝は神奈川県です。やはり強豪Jユースの多い土地柄、強いですね。

2023年の関東トレセンリーグ

詳細は、関東トレセンリーグのパンフレットが既に公開されています。(外部サイト)

大会の詳細内容や、各都県の選出メンバーが公表されています。

メンバーを見る限り、特に首都圏はJユース、もしくはジュニアユースがJ下部出身のチームの選手が多いですね。

そしてリーグ戦のブロック分けは下記の通りです。

Aブロック Bブロック
千葉県トレセン 東京都トレセン
埼玉県トレセン 神奈川県トレセン
茨城県トレセン 山梨県トレセン
栃木県トレセン 群馬県トレセン

既に5月29日段階で第二節まで終了しました。

結果はこちら(外部サイト)を参照願います。次回は7月9日の開催になります。

まとめ

個人的にはすごく興味のある関東トレセンリーグ、しかしながら開催される場所が遠くてなかなか見に行くことも出来ません。(笑)

もし今年いけるとすれば、順位決定戦のSFAフットボールセンター(埼玉県加須市)かなあと思っています。

 

U16ながら、各都県を代表する選手が集まるリーグです。昨年まではコロナの関係でまだ観戦制限の多かった公式戦、今年は極力多くの観戦を楽しみたいと思っています。