以前のブログでサッカー観戦グッズについてまとめた。
我が息子も小学生(ジュニア)を卒業して、今まさしくジュニアユースライフ。 ジュニア時代は遠征への帯同(送迎)という意味合いもあったが、ジュニアユースになるとそういう機会もほぼないので、観戦機会は大幅に減った。 ただ観戦可[…]
子供のスポーツ観戦の楽しみといえば、やはりその戦う勇姿をビデオ撮影して記録に残すことだろう。
思えば5才の頃からの記録が多く残っており、かなりの撮影量となっている。今回は愛用しているソニーのビデオカメラの現行機種と私が利用しているFDR-AX45を中心に比較してみたい。
※2022年6月段階でソニーストアではFDR-AX45は販売終了になっている。(AMAZONなどでは発売中)
なのを前提に読んでください。
我が家のビデオカメラの利用シチュエーション
我が家でのビデオ撮影の内訳はほぼ100%が息子のイベント。基本的にはサッカーの試合の撮影か運動会である。
他にも動画はたくさん撮影するがそれはもうiphone(スマホ)で十分だ。極論するとサッカーもiphoneで撮影しても良いのだが、データの管理を考えるとビデオが良い。
またデジカメでも撮影したことがあるが、充電が持たなかったり、手持ちで撮影しにくかったりする。長期的にサッカー動画を撮影し管理するならばやはりビデオカメラが便利だと思う。
ビデオの利用方法は、
- ビデオ用三脚(たまに一脚)を利用して撮影する。
- 画質はXAVCS(HD)の形式で録画している。
- 録画したビデオの再生は主に50インチテレビかiPadで見ている。(データ管理方法はまた他の記事で書きます)
- 撮影はほぼ日中かつ屋外で比較的明るい場所である。
と言った感じ。
4Kビデオを購入しながらXAVCS 4Kでの撮影をほとんど行わないのはデータをかなり食うのと、4K動画の場合設定が30fpしかなく、動きの多いスポーツ撮影だと少し動きがカクカクすると聞いたからだ。(これは自分でも一応検証してみたいと思う)
ソニーのデジタルビデオカメラ
ソニー現行機種一覧(2022年6月)
このうち私が利用しているAX45は4Kビデオの種類の中で一番リーズナブルな機種になっている。
もともと2016年夏頃にAX60の前機種AX55を購入したが、残念ながら3年でタッチパネルが反応しなくなった。暑い時期や雨の時期にも酷使していたので、修理に出さずに新しいビデオカメラを購入することにした。そこで2019年の秋に購入したのがFDR-AX45である。
4Kビデオカメラ比較
さて2022年6月になって、AX45は販売終了(ソニーストア)になったようです。(AMAZONはまだ販売中)
ソニーより現在発売されている4Kビデオカメラは2種。
AX700 | AX100 | AX60 | AX45 | |
価格(税別) ※SONYストア価格 | 236,500円 | 生産完了 | 145,200円 | ※生産完了 ⇒AMAZONはまだ 販売している。 |
センサー | 1.0型 | 1.0型 | 1/2.5型 | 1/2.5型 |
動画有効画素数 | 1420万 | 1420万 | 829万 | 829万 |
手ブレ補正 | 光学式 | 光学式 | 空間光学 | 空間光学 |
内臓メモリー | – | – | 64GB | 64GB |
光学ズーム | 12倍 | 12倍 | 20倍 | 20倍 |
マイク | 2ch | 高音質5.1ch | 高音質5.1ch | 高音質5.1ch |
液晶モニター | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル |
156万ドット | 92.1万ドット | 92.1万ドット | 46万ドット | |
連続撮影時間 | 3時間5分 | 2時間15分 | 2時間40分 | 2時間40分 |
重量 | 935g | 790g | 535g | 510g |
発売日 | 2017年9月 | 2014年1月 | 2018年1月 | 2018年1月 |
上位2機種が高価な要因はレンズサイズが1.0型と高級コンデジと同サイズだと言う点がとても大きいように思う。
私もせっかくの息子のサッカービデオなのでAX100を奮発しようとも検討したが、発売日が2014年1月と少し古い。センサーサイズと動画画素数以外の基本機能はAX60、AX45の方がバランスが良くなっている。
機能面において(AX100とAX60・AX45の違い)
- 新しい空間光学の手ブレ補正
- 重量比較 790gと535g(510g)の重さの違い
- 光学ズーム 12倍と20倍
- 撮影時間 2時間15分と2時間40分
以上の点と価格(コスパ)を勘案するとAX100の購入はやめた。AX700は残念ながら検討の対象に入らなかった。おそらくこの機種の購入を検討する人は他メーカーのフラッグシップモデルとの購入比較検討になるだろう。
ちなみに以前保有していた旧機種AX55と現行機種のAX45では手振れ補正が大幅に改善され、手振れがかなり軽減されていることを実感した。
※9月30日にAX45の後継機種AX45Aが発売されるようだ。
スペックに関しては、FDR-AX45AとFDR-AX45に違いはなく、大きな変更ポイントとして、液晶パネルが広視野角タイプに刷新されている。型番も、AX45にAを加えたものであるため、マイナーアップデート相当と考えて良さそうだ。
AX60とAX45比較
AX60とAX45では、ソニーストアでの価格は税別で4万以上とかなり大きな差がある。機能面においてどんな差があるか調べてみた。
・AX60にはナイトショット機能が内蔵している。
・液晶モニターが92.1万エクストラファイン液晶(AX60)に対して、46万クリアフォト液晶(AX45)
・AX60にはマニュアルボタンとマニュアルレンズリングがありフォーカスなどの調整が可能である。
ビューファインダーの有無

ナイトショット機能
ナイトショットをONにすると暗い中でも被写体の撮影が可能なこの機能だが、サッカーは主に日中、もしくはナイターでの撮影だ。特に被写体を明るくする必要がないため、私のサッカービデオ撮影においては不要な機能だ。
液晶モニターの差
これは視野角が広い92.1万画素のAX60の方が良いと感じた。ただ多くの場合、昼間の明るい中での撮影がほとんどでサッカー全体の流れを追えれば良いので、割り切って46万画素でも問題ないかなと思う。
※私はモニターをあまり見ずに撮影している。
マニュアルボタンとマニュアルレンズリングによる調整
手前から奥の被写体にフォーカスを移動させるような演出時や、フレーミングに合わせたズームアップの調整ができるレンズリングを装備。露出やホワイトバランスなども調整できます。
という機能。当然多機能の方がありがたく、ホワイトバランスなど調整出来るのは良いが、以前のAX55所有時も同様の機能があったが私は使ったことがない。ということで私の撮影では必須機能ではないなと割り切った。
この左下のボタンでマニュアルになり、レンズのリングを回すと調整が可能なようだ。改めて前機種を確認したが、知らなかった次第である。
結論
金額の差が4万5000円以上で、カメラとしての機能・性能が上記の4点ならば私のサッカーの動画撮影では必須ではないので、前機種のAX55からAX45への買い替え(ダウングレード)で今回は問題ないと判断して、2019年にAX45を購入した。

右:AX45
左がAX60の前の機種AX55である。基本的な機能はほぼ一緒だが、手ブレの進化が素晴らしい。またファインダーがついているのが大きな特徴だ。
HDカメラとの比較(CX680とCX470)
実は購入時は比較もせず、4Kビデオを購入した。今回改めてAXF45とHDカメラとの機能や性能の差を検証しておこう。
比較対象機種はHDカメラの中での上位機種CX680とCX470だ。(PJ680は生産完了モデル)
AX45 | CX680 | CX470 | |
価格(税別)※Sony Store価格 | 98,868円 | 62,700円 | 41,800円 |
センサー | 1/2.5型 | 1/5.8型 | 1/5.8型 |
動画有効画素数 | 829万 | 229万 | 229万 |
手ブレ補正 | 空間光学 | 空間光学 | 光学式 |
内臓メモリー | 64GB | 64GB | 32GB |
光学ズーム | 20倍 | 30倍 | 30倍 |
マイク | 高音質5.1ch | 高音質5.1ch | 2ch |
液晶モニター | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル非対応 |
3.0インチ・46万ドット | 3.0インチ・46万ドット | 2.7インチ・23万ドット | |
連続撮影時間 | 2時間40分 | 2時間40分 | 1時間55分 |
重量 | 510g | 305g | 190g |
発売日 | 2018年1月 | 2017年1月 | 2017年4月 |
ざっと見た感想だが、価格と重さが比例している。ここが決め手でCX470を選定する人もいるだろう。
ただ私個人としては、連続撮影時間、液晶モニターのタッチパネル非対応、マイクは2ch、手ブレは光学式という部分でCX470の選定はしないだろう。
ではAX45とCX680の比較をしてみると、
・動画画素数がAX45が829万画素、CX680が229万画素
・レンズがAX45がZEISSのバリオ・ゾナーに対しCX680がGレンズ
動画画素数は4K撮影時でなければ基本的には同じようなので、実質的にはセンサーのサイズと使用レンズが異なるぐらいで他の基本性能はほぼ同じと言って良い。
以上の点から勘案すると、
- AVCHDもしくはXAVCS HDで撮影するならば、動画画質的にはAX45が少し良いと思われる。(圧倒的な差はない)
- センサーサイズが大きい分、暗所などでの撮影機会が多いならばAX45が良いかも知れない。
- 上記以外の基本性能・機能に大きな差はないと思われる。
- 携帯性・軽さ重視ならばCX680となる。
- コスパ重視ならばCX680である。
- 4Kで動画を記録したいならばAX45一択である。
ただしサッカーのビデオ撮影は場所によっては、少しズーム倍率が大きめでもプレイしている選手が小さくなっている場合もある。可能ならばレンタル業者に借りて、色んな倍率設定で試しつつ撮影した動画を確認してみた方が良いだろう。それも面倒ならば上位機種を購入した方が失敗する確率は少ない。
私は現行機種が壊れてまた購入する時も4Kビデオを購入する可能性が高いと思う。
たまたまCX680とAX45のHD画質を比較している動画を見つけた。これを見る限りFDR-AX45の方がくっきり鮮やかだ。過去の動画を振り返る時、ブレが少ない、画像が鮮やか、小さく写っている選手のプレイがボヤけてないととても見やすい。
FDR-AX45の良い点・悪い点
2016年にAX55を購入して、その後昨年にAX45に買い替えを実施している。
良い点
- AX55からAX45になって手ブレ補正が格段に良くなり、とても見やすくなった。
- 動画画質もそれなりに良くなり満足している。
- タッチパネルは使いやすくて便利である。
悪い点
- やはり4Kビデオは少し重い。サッカー撮影は三脚で問題ないが、手持ちで撮影時間が長いと疲れる。
- タッチパネルは便利だが、このタッチパネルが壊れると全く使えなくなるので困る。(前の機種はそれでダメになった)
- SONY製品はそこそこ壊れやすいと思う(笑)
その他
日常使いとしては概ね満足している。一つ注意事項としては、内蔵メモリーの利用はあまりお勧めしない。
内蔵メモリーを利用すると、そこについついデータを貯め込んでしまうし、それでハードディスクやカメラ本体が故障するととても面倒なことになる。SDカードを利用しながら、極力その都度データを移行するのが良いだろう。
私は極力撮影毎に撮影したデータはSDカードからNASに入れている。
貯まったビデオ動画の管理方法についてはまた別の機会に書きたいと思っている。
ビデオカメラを検討する際に、レンタルでお試しする方法もある。
決して安くはないが、カメラ自体は機種によっては高い買い物もあるので検討の価値はあると思う。
最近は少しアクションカメラも気になっている。
撮影したビデオのデータはNASで管理している。
息子が生まれる前にビデオカメラを購入し、赤ちゃん〜幼稚園時代とビデオを撮り溜めていた。 幼稚園の途中頃からスマホでの動画撮影も増えてきて、ビデオカメラの出番は減るかなと思っていたが、その後息子はサッカーを始[…]
(追記)ジュニアユースにおけるビデオ撮影
ジュニアユース時代よりフルコートでの試合である。
そして基本観戦はネット越しという所が多い。
あのネット越しだとピントのズレが多くなりがちで慣れるのに苦労した。
そのあたりも撮影方法も今後書いてみたいと思う。